懐かしい料理(祖母が作ってくれた料理)

昨日、「牡蠣」が急に食べたくなって、子どもの頃祖母が作ってくれた料理を久しぶりに作りました。

料理と言う程の物ではないですが、私にとって懐かしい料理です。

亡き父方の祖母は大正生まれのお洒落な祖母でした。三味線、お琴、民謡などもたしか習いに行っていたような・・・・。お琴を触らせてもらったこともあり、「さくら さくら」は弾いたような。


もうすぐ閉館となる名古屋の中日劇場に祖母が連れて行ってくれた「宝塚」の華やかな世界を見て「凄い世界があるんだな~」と、幼いながらに思っていたのを記憶しています。


私は、3歳の頃から中学3年まで祖父母と住んでいました。

祖母の母も一緒に住んでいたので、私が小学生の頃、学校で「家族は何人ですか?」と、質問されると「8人です」「(背が小さい)小さいおばあちゃん、祖父、祖母、父、母、私、弟ふたり」と、答えていました。今から考えると8人家族で一軒に住んでいたなんて凄いと感じます。


祖母は、当時これをすき焼き鍋で作ってくれていましたが、我が家は夫婦2人なので、昨夜は陶板で。

子どもの頃は牡蠣が苦手で焼き豆腐、茹でたほうれん草、ソーセージしか食べなかったのですが、いつの頃からか牡蠣が好きになり食べれるようになりました。


バターを鍋に入れ、ほうれん草、牡蠣、焼き豆腐を塩胡椒、お酒で味付けし、食べる時にウスターソースをつけて食べます。

昨夜、久しぶりにこれが登場したので、主人は「これ、ソースで食べるの?」と、驚いていました。


食べ物の記憶は人それぞれだと思いますが、その頃住んでいた家、家族のことを「ふっ」と思い出しました。


今考えると、大正生まれの祖母が出してくれたこの料理、「ハイカラ」(ハイカラなんて言葉は若い人にわからないかな?)な料理だと思います。

すいとん」も祖母の作ってくれた料理の中で思い出のもののひとつです。

具は何だったかな・・・・。再現してみたいです。